マスクの2枚重ねの順番は？布・不織布、効果的なつけ方とは。

こんにちは！なっつです。

外出したりスーパーに入るにはマスクが必要になっていますよね。最初は、マスク自体がなかったので白でも手に入れる事が難しかったのですが、だんだんと布やらウレタンやらが出てきてファッションの一部にもなるようになりました。

色とりどりのマスク姿の中で、最近見かけるのはマスクの「2枚重ね」の方。これってどんな意味があるのか、どんな効果を期待してるのか、そしてマスクの2枚重ねの場合正しいつけ方があるのかなど調査してみました。

マスクの2枚重ねの効果ってあるのか

マスクって自分のためではなく飛沫を飛ばさないように付けるというのが良く言われますよね。1枚と2枚重ねのマスクで咳をした時、どこまで飛沫を飛ばさないのか、日本のスーパーコンピューター「富岳」で計算されて公開されています。（理研・豊橋技術科学大・東京工業大提供、京都工芸繊維大・大阪大・大王製紙協力データ）

1枚で密着するのとあまり変わらない・・・

不織布のマスクといっても金具の部分をちゃんと付けた場合とふわっとつけた場合でも飛沫の飛び方が違ってきます。不織布1枚を使って以下の条件にした場合には飛沫をどれだけとらえられるかという結果は

• 鼻の部分の金具を特に触らずにつけた場合・・・69％
• 金具を鼻に合わせてまげて密着させる・・・85％
• 金具を曲げたが隙間ができた時・・・81％

出典：朝日新聞元記事

不織布1枚でやった結果ですがキチンと付けると85％もの飛沫がとらえられたというのが意外でした。

不織布+ウレタンマスク

不織布とウレタンマスクを重ねた場合の結果は89％で100％とまではいかなかったんですねぇ。ほぼ90％近くになるので結構防げてると思いますが、2枚重ねの息苦しさとか考えるとやはり効果薄な感じがします。

• 不織布マスクで隙間アリ、外側にウレタン製の2重・・・89％

出典：朝日新聞元記事

調査結果で2枚重ねの良かったところ

マスクのフィルターを通り抜ける飛沫の数が減少する。

ただし、マスクと顔の隙間から飛沫が漏れやすくなるらしいです。

1枚でもちゃんと装着しないとダメ

上記から、マスクって2枚重ねることに気を使うより、1枚でもいかに密着させることで効果につながるのかわかりますよね。鼻の部分を折るのとそのままフワッとつけるのとでは、約20％近く飛沫にかかわってきます。

2枚重ねについては、2021年にアメリカCDCの研究からエアロゾルを防ぐ効果があるという発表もあり注目を集めました。ただ、2枚重ねについてはやり方次第のようなのでどんな構成がベストなのか見てみましょう。

マスクやフェイスシールドについて

いろんな形態のマスクやフェイスシールドの効果について厚労省のPDFがありました。いろんなマスクとフェイスシールドの吐きだしたひい松と吸い込む飛沫について表になっています。

出典　：　豊橋技術科学大学・全音楽譜出版社

この表を見ると、フェイスシールドってマスクよりも効果が低いというのがわかりますよね。フェイスシールドは小さな飛沫に対しては効果がないとはかなりショック・・・。

マスク2枚重ねのメリット

ウレタンのマスクなどは飛沫をブロックする力が弱くどちらかといえば不織布がベストらしいのですが、サージカルマスクの原料はポリプロピレンなので、布よりもフィット感が若干下がる場合があります。

そこで、不織布のマスクの上にウレタンマスクをすると顔と密着され、逆にウレタンマスクの上に不織布のマスクをしてもそれほど効果は変わらないので、不織布1枚を顔に密着させ隙間を作らない方法が有効だそうです。

• 顔に近い方・・・不織布マスク
• 顔から遠い方・・・ウレタン・布

情報出典：読売新聞オンライン

マスク2枚重ねの好例

マスク2枚重ねってどんな感じになるのか良い例を調査してみると、スポーツ誌のツイッターにフィギュアスケートの宇野昌磨くんが2枚重ねしていました。顔が小さいのでスマートですね。

下のマスクは防塵マスクのような頑丈な感じに見えます。

「ＴＥＡＭ　ＪＡＰＡＮ」の文字が入ったマスクともう１枚のマスクを２枚重ねにして北京へ向かったフィギュアスケートの #宇野昌磨 （撮影・西海健太郎） pic.twitter.com/R4cWSU8qiI

— スポニチ写真映像部📷✨ (@Sponichi_Photo) February 2, 2022

マスク2枚重ね　まとめ

マスクの2枚重ねはどんなマスクであっても良いというわけではなく、顔との隙間をできるだけ少なくするのがポイント。不織布を顔の近くにウレタンや布を外側にするとフィットするのでベストです。

ただ、たとえ不織布1枚であってもちゃんとつければ吐きだしは8割くらい抑えられるのでノーズフィット（鼻の部分の金具）をキチンと押さえて正しくつけることが大事です。